園長ブログ

ことばあそびの大切さ

2018/01/17

先月の生活発表会では、言語面、音楽面、認識面をどのように保育に取入れているのか遊びを通して見ていただきました。まつぼっくり保育園では、文字学習の基礎として幼児期では、筋道をたてて考え、表現する力をつけていくことが大事だと考えています。生活発表会当日、5歳児は一人ずつ自分が作ったお話しを発表しました。これまで、歌をうたい、絵本の読み聞かせを小さい頃から聞き、イメージすることも大事にしてきました。

自分でおはなしを作ることは、実は小さい頃から子ども達は体験しているのです。おかあさんごっこや絵本を題材にしたごっこ遊びなどは、子ども達がイメージした世界で友だちや大人とその世界を共有しながら遊び、ことばでのやりとりをしています。その様子を語ればお話しになります。ただ、小さい子ども達は、言葉での表現が発達途中のためお話し作りという形にはなりませんが、土台となる遊びは体験をしています。イメージする力、語彙も増える時期にいろいろなことば遊びを遊ぶことが大事です。

イメージ遊び:形、感触、色、におい、ことばなどからイメージするあそび

分類遊び:性質など種類別に分けたり、同類のもの集めるあそび

わらべうた、かぞえうた、早口ことば、だじゃれ、なぞなぞ、しりとり、逆さことば、同音異義語、お話し作り、お話しつなぎ、積み重ね話など偏りなく、たくさんの遊びを体験し、ことばの面白さを保育園時期には触れさせたいものです。

ことばあそびのいいところは、道具がなくても遊べることです。車の中、お風呂の中など子どもとのやりとりは楽しいものです。年末年始は、子どもと過ごす時間が長くなります。ことば遊びを遊んではいかがでしょうか。

 

 早口ことば:クツいつ つくる クツいつつ つくる

       シカもカモシカも シカだが しかしアシカは確か シカではない

 なぞなぞ:夏の間はぶらさがり 冬がくると とんでいくもの

秘密基地作り

2017/12/24

11月、ぞう組がグループ毎に秘密基地作りをしました。子ども達とは別に大人も作りました。作っている様子を見に行くと、大人の基地の中に入り、自分たちのグループの基地を作っている子がほとんどいないというグループがありました。自分たちが作っている基地に愛着がないことが気になり、そのグループの基地を覗いてみました。すると「ここはトイレ。蓋もあるよ。これは、ティッシュ。こうやって出すと」と作ったものを教えてくれます。

工夫されていて、素敵な基地です。何が困っているのかを聞くと、基地に壁がないことと答えたため、他のグループはクルクル棒を作って壁にしていることなど伝えるとA「固いクルクル棒つくれん」B「固いクルクル棒、作れる。作ろうか」A「じゃあ、新聞、とってくる」C「ここ、持っとこうか」

クルクル棒を柱に、新聞紙を壁にと貼り付けていくとひとつの部屋のようになり、それぞれのイメージが広がり、D「基地の入り口にヒラヒラ(暖簾)をつけたら、基地の中が見えんけん、いいやん」A「○○、もっと固いクルクル棒作って」と役割分担をし始めました。基地がそれらしくなるにつれ、アイデアも浮かび、基地への愛着も増してきたようでした。

 また、お迎えに来た保護者の方々をどこで迎えようかと子ども達に投げかけるとそれぞれの基地に入り、驚かせたいという意見があがり、その練習をワクワクしながらする子ども達は、自分たちの基地が一番素敵と感じている様でした。

 子ども達とやりとりをしながらの活動は、楽しいですね。子ども達は大人とは違うアイデアに感心させられたり、驚かされたりします。今月の生活発表会での各クラスの遊びの様子もその姿が見られるのではないでしょうか。生活リズムを整え、栄養をたっぷり摂って、心地よい日々をおくりましょう。

友達といっしょに

2017/12/15

10月8日、東箱崎小学校の校庭をお借りして、運動会を行いました。今年は、晴天に恵まれ予定通り開催することができました。レク委員や役員会を中心にテント・用具準備、駐停車見守りなどご協力していただき、ありがとうございました。また、通常の保育と変わらない運動会のため、保護者の皆さんの声援や拍手がBGMとなり、子ども達も運動会を楽しんでいたように思います。ありがとうございました。

 4月に今年度がスタートし、各クラスが保育カリキュラムの基、保育し、遊んできた遊びやつけてきた力を運動会で披露しました。毎年のことですが、運動会直前に行事に向けて取り組むものではなく、これまでの生活や遊びの中で培ってくるものです。また、各クラスから出てくるプログラムについては、職員会議等で年齢に応じたものになっているのか、クラスとしての取組みになっているのかなども検討しながら決定していきました。その中の一つを紹介します。毎年、3歳児の入場はグループ毎にグランドに走っていき、全員が入場したら全員で走って戻っていました。今回は、クラスみんなで入場し、グループ毎にぞう組のところに走って戻りました。グランドに出ていくことは、ドキドキするけれど、クラスの友達を支えに走って入場することで「できた」喜びを個人やクラス集団が感じることができるのではと変更しました。また、昨年度の運動会が早い時間に終了したこともあり、お昼までのプログラムとしました。その結果、運動会翌週の病気欠席人数が例年に比べると減りました。少し早めに終わったことで、体を休めることができたのかもしれませんね。


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