園長ブログ

私達のねがいを届けよう

2018/11/01

秋になり保育運動の季節がやってきました。

先月、全国私立保育園連盟、全国保育団体連絡会の署名用紙を配布いたしました。

この署名は、私達のねがいや要望を「請願項目」にまとめ、その内容に賛同してもらい

国や自治体の議会や行政機関に対して要請するために使用します。

私は20年ほど前にこの署名運動の中で当時の厚生省(厚生労働省)に福岡市の保育について

話しをしに行きました。また福岡市には、保育園に入れない子がたくさんいるのであれば

保育園を作って欲しい、また公立保育園をなくすようなことはしないでほしいと要望を

していました。しかし当時は少子化のため、今後保育園は縮小化していくため保育園を

増やすことは定員割れの保育園を増やすことになると待機児問題は一時的な問題だとの

見解でした。確かにその当時は東区の保育園が1箇所閉園や公立保育園の民間委託など

ありましたが、現場で働いている私達には一時的な問題であっても子ども達にとって

保育環境は大切なことだと要望をしていきました。厚生省との懇談で福岡市のことを話し、

その後定員緩和(定員の125%入園)が3年続けば定員増をすることになりました。

そのことにより一時しのぎの保育運営ではなくなったことに署名運動の力を身をもって

感じました。またその当時から待機時対策として保育園建設が進んでいれば今のような

待機児問題が軽減されていたかもしれません。

11月には福岡市長選挙があります。福岡市の保育行政を決める市長には子どもたちの

保育環境問題や職員処遇問題など真摯に取り組んでもらうことを願います。

市長選挙は福岡市の子どもたちの問題を「こうしてほしい」「どうにかしてよ」の

気持ちを表明する機会でもあります。その機会を大切にして欲しいと思います。

仲間と喜び合うことを大切に

2018/10/01

運動会に向けて跳び箱の練習をしている子どもたち。列を作って練習をしていたのですが、

一人抜け二人抜けし、最後に残ったのは二人。ひとりは少し前から跳べるようになり、

跳べることが嬉しくて跳んでいます。もう一人は、跳び箱を跳ぶのが怖くて、

跳び箱に手をつくとブレーキをかけてしまい跳び越えることができません。

二人は順番で跳び箱に向かいますが、このままでは何も変わりません。

跳べる子Aちゃんと跳べない子Bちゃんのままです。Aちゃんに跳び箱の横からBちゃんの姿を

見てもらい、AちゃんとBちゃんの違いを教えてもらいました。

違い①お尻があがっていない 違い②手が伸びていない そのことに気を付けてBちゃんは

跳び箱に挑戦しました。

少しだけお尻が着くけれど跳び箱を超えることはできました。

A「手が伸びてない」と教えます。跳べた感覚があったのかBちゃんもAちゃんのことばに頷いて

再度挑戦します。Bちゃんが跳び箱を跳び越えた時にはBちゃんAちゃん共に喜びA「みんなに教える」と

跳べたBちゃんよりもAちゃんがみんなに「Bちゃん、跳べたよ」と叫んでいました。

 運動会の取組みの中でできなかったことができるようになった喜び、その喜びが一人の喜びではなく、

仲間と共に喜び合うことを大切にしたいと思います。

全国保育団体合同研究集会に参加して

2018/09/10

 8月に全国保育団体合同研究集会に参加し、白石正久氏の記念講演「子どもの育ちにとって、

大切なこととは何か」を聞きました。発達(development)=包まれたものを開く。

もって生まれたものを開き、大人が無理にこじ開けるのではない。発達の主人公はこども。

発達はこどもの「願い」からはじまる。無条件の絶対的共感を送りながら子ども達の発達要求に

寄り添い丁寧に受け止めること。困難に直面した時、矛盾を乗り越えようとする子どもたちの姿を

美しいと思える感性。そして、それを支え励まし、時には矛盾を乗り越える道は1つではなく、

別の道をそっと提案することも大切。子どもの小さな心にとって発達の矛盾は苦悩となる。

子どもはその苦悩に値する人間になるために発達の道筋を歩み続ける。

大人もまた、苦悩を苦悩として受け止めながら歩いてきた。

子どもたちの歩み続けるこの発達の道筋の延長線上に、大人になってからも続くことは、

人間としての発達であり、発達を共感することなのだと気づかせられました。

以前まつぼっくり保育園のカリキュラムを作成するにあたり、子どもの発達を学んだのが田中昌人氏、

白石正久氏の講演会や書籍でした。子どもの育ちを知ることは、子どもの姿から子どもの思いや願いが

どこにあるのかを理解する手がかりになります。また、発達を知ることが保育に面白さを感じます。

久しぶりに白石講演を聞き、子どもたちの姿を思い浮かべながら子どもの発達や育ちを学び直しが

できました。

白石氏の講演は、語り口調も柔らかく、1次元(1才)、2次元(4才)、3次元(7才)の

発達段階の写真を用いて詳しく説明されるので、わかりやくあっという間に時間がたってしまいます。

福岡でも子育て保育のつどいの記念講演に来られるので是非、参加してみてはいかがでしょうか。


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