先月の生活発表会では、言語面、音楽面、認識面をどのように保育に取入れているのか遊びを通して見ていただきました。まつぼっくり保育園では、文字学習の基礎として幼児期では、筋道をたてて考え、表現する力をつけていくことが大事だと考えています。生活発表会当日、5歳児は一人ずつ自分が作ったお話しを発表しました。これまで、歌をうたい、絵本の読み聞かせを小さい頃から聞き、イメージすることも大事にしてきました。
自分でおはなしを作ることは、実は小さい頃から子ども達は体験しているのです。おかあさんごっこや絵本を題材にしたごっこ遊びなどは、子ども達がイメージした世界で友だちや大人とその世界を共有しながら遊び、ことばでのやりとりをしています。その様子を語ればお話しになります。ただ、小さい子ども達は、言葉での表現が発達途中のためお話し作りという形にはなりませんが、土台となる遊びは体験をしています。イメージする力、語彙も増える時期にいろいろなことば遊びを遊ぶことが大事です。
イメージ遊び:形、感触、色、におい、ことばなどからイメージするあそび
分類遊び:性質など種類別に分けたり、同類のもの集めるあそび
わらべうた、かぞえうた、早口ことば、だじゃれ、なぞなぞ、しりとり、逆さことば、同音異義語、お話し作り、お話しつなぎ、積み重ね話など偏りなく、たくさんの遊びを体験し、ことばの面白さを保育園時期には触れさせたいものです。
ことばあそびのいいところは、道具がなくても遊べることです。車の中、お風呂の中など子どもとのやりとりは楽しいものです。年末年始は、子どもと過ごす時間が長くなります。ことば遊びを遊んではいかがでしょうか。
早口ことば:クツいつ つくる クツいつつ つくる
シカもカモシカも シカだが しかしアシカは確か シカではない
なぞなぞ:夏の間はぶらさがり 冬がくると とんでいくもの