園長ブログ

仲間と喜び合うことを大切に

2018/10/01

運動会に向けて跳び箱の練習をしている子どもたち。列を作って練習をしていたのですが、

一人抜け二人抜けし、最後に残ったのは二人。ひとりは少し前から跳べるようになり、

跳べることが嬉しくて跳んでいます。もう一人は、跳び箱を跳ぶのが怖くて、

跳び箱に手をつくとブレーキをかけてしまい跳び越えることができません。

二人は順番で跳び箱に向かいますが、このままでは何も変わりません。

跳べる子Aちゃんと跳べない子Bちゃんのままです。Aちゃんに跳び箱の横からBちゃんの姿を

見てもらい、AちゃんとBちゃんの違いを教えてもらいました。

違い①お尻があがっていない 違い②手が伸びていない そのことに気を付けてBちゃんは

跳び箱に挑戦しました。

少しだけお尻が着くけれど跳び箱を超えることはできました。

A「手が伸びてない」と教えます。跳べた感覚があったのかBちゃんもAちゃんのことばに頷いて

再度挑戦します。Bちゃんが跳び箱を跳び越えた時にはBちゃんAちゃん共に喜びA「みんなに教える」と

跳べたBちゃんよりもAちゃんがみんなに「Bちゃん、跳べたよ」と叫んでいました。

 運動会の取組みの中でできなかったことができるようになった喜び、その喜びが一人の喜びではなく、

仲間と共に喜び合うことを大切にしたいと思います。

全国保育団体合同研究集会に参加して

2018/09/10

 8月に全国保育団体合同研究集会に参加し、白石正久氏の記念講演「子どもの育ちにとって、

大切なこととは何か」を聞きました。発達(development)=包まれたものを開く。

もって生まれたものを開き、大人が無理にこじ開けるのではない。発達の主人公はこども。

発達はこどもの「願い」からはじまる。無条件の絶対的共感を送りながら子ども達の発達要求に

寄り添い丁寧に受け止めること。困難に直面した時、矛盾を乗り越えようとする子どもたちの姿を

美しいと思える感性。そして、それを支え励まし、時には矛盾を乗り越える道は1つではなく、

別の道をそっと提案することも大切。子どもの小さな心にとって発達の矛盾は苦悩となる。

子どもはその苦悩に値する人間になるために発達の道筋を歩み続ける。

大人もまた、苦悩を苦悩として受け止めながら歩いてきた。

子どもたちの歩み続けるこの発達の道筋の延長線上に、大人になってからも続くことは、

人間としての発達であり、発達を共感することなのだと気づかせられました。

以前まつぼっくり保育園のカリキュラムを作成するにあたり、子どもの発達を学んだのが田中昌人氏、

白石正久氏の講演会や書籍でした。子どもの育ちを知ることは、子どもの姿から子どもの思いや願いが

どこにあるのかを理解する手がかりになります。また、発達を知ることが保育に面白さを感じます。

久しぶりに白石講演を聞き、子どもたちの姿を思い浮かべながら子どもの発達や育ちを学び直しが

できました。

白石氏の講演は、語り口調も柔らかく、1次元(1才)、2次元(4才)、3次元(7才)の

発達段階の写真を用いて詳しく説明されるので、わかりやくあっという間に時間がたってしまいます。

福岡でも子育て保育のつどいの記念講演に来られるので是非、参加してみてはいかがでしょうか。

植える野菜、どう決める?

2018/06/01

今月、あひる、きりん、ぞう組がプランターに野菜の苗を植えました。

野菜の苗を植える時には、①苗を育て、収穫するよろこびを感じよう②野菜を育てる過程で植物の成長、

育てることの大変さを知ろう③苦手な野菜が食べられるようなろう など子ども達に知らせたい意図を

もって各クラスで取組んでいます。

以前きりん組の担任をしている時に、クラスで何の野菜の苗を植えようかと話し合った時になすびを

植えるか植えないかで意見が分かれたことがありました。担任としては、なすびは子ども達が苦手とする

野菜の一つのため、植えたいと思っていましたが、反対する子ども達がおり、大人の一言で決めるわけには

いかず、クラスで話し合うことにしました。まずは、植えたくないという子どもたちの意見を聞きます。

①味がおいしくない②植えても嬉しくない この意見に対して植える派の子ども達がなぜ植えたいのかを

話し、説得し始めます。①家で育てたことがあり、たくさん収穫できた②あひる組の時には、トマトしか

育てなかったから、違うものも育てたい。③なすと豚肉と味噌で料理したらなすは美味しい 図鑑で

調べたり、家に帰ってお母さんに聞くなどし、なすび反対派の子ども達もおいしい食べ方を聞き、

なすびを植えることに賛成しました。また、この話し合いでどんどん収穫できるのかを調べた時に

活用したのが図鑑でした。図鑑には、野菜の苗の特徴などが書かれてあり、子どもたちとトマトの苗が

発する匂いについて感心したり、用意した苗が何の野菜なのか、見比べたりして図鑑には、自分たちが

知らないことがいっぱい書いてあると子どもたちと図鑑のすごさを話したことを思い出しました。

 夏には、野菜の収穫時期を迎えます。苗を大切に育て、お世話が実りにつながり、

どの子も収穫する喜びが味わえるといいですね。


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