園長ブログ

子育て保育のつどい と あの日のオルガン

2019/02/05

先月の餅つき会ではたくさんの方々が参加され、とても楽しい時間となりました。

また、食中毒、感染症予防のため手洗い及び消毒を徹底していただき、感染症等が

拡がることなく終わることができました。ご協力ありがとうございました。

園便り9月号で全国合研大阪集会の白石正久氏の記念講演について少し掲載をしました。

白石先生の講演は子どもの育ちをわかりやすく、そして子育てや保育の楽しさや魅力を

改めて感じる時間となるため、白石先生の講演を聞く機会があれば是非参加して

いただきたいと思っていました。1月に保育センター主催の子育て保育のつどいの講師と

してその機会があり、父母の会の学習委員や職員から案内があり保育園から50名が

参加しました。11月の父母の会主催の学習会講師の熊丸みつこ氏に続いて、

こどもや子育てを色んな角度から考える機会になりましたね。講師の話しを聞いて、

子どもたちの姿が浮かんだり、自分だったらどう関わるか、話しを聞いたからこそ

こうしてみたいなど「保育」っていい仕事だと思いました。

こどもたちをまつぼっくり保育園に入園させていただいた保護者の方々にも感謝します。

 

2月に映画「あの日のオルガン」が公開されます。

この映画は、太平洋戦争末期に親元から遠く離れた荒れ寺で53人の園児たちと

疎開生活をスタートさせた保母たちが、保護者から託された「子どもたちの命」

「子どもたちの笑顔」「文化的な生活」を守りぬこうと奮闘する姿を描いた物語です。

8月の全国合研や9月の九合研でも試写会があり、主人公が「今日聞いたのは、警報では

なく、みっちゃんの弾くオルガンとこどもたちの歌声だけ」というセリフや両親を戦争で

亡くしたこどもにそのことを伝える保母の姿などが印象に残っています。

この映画の上映期間が当面2週間となっています。

都合のつくかたは、是非ご覧になってください。

チラシはホワイトボード近くのボックスにあります。

また、前売り券の購入を希望される方は職員に申し出てください。

2019年が いい年でありますように

2019/01/05

10月の運動会では身体発達を、12月の生活発表会では言語、音楽、認識など内面の

成長と保育士や友達との関係の中で遊ぶ姿を見ていただきました。

小さい子どもたちの遊びは大人から見れば何が楽しいのだろうかと

思うようなものもたくさんあります。

赤ちゃんの時から子どもたちはそんな遊びをする中で指先も頭も使い、

次はこうしてみようと言う見通す力も付けていくのです。

受け身の状態で遊ぶことは子どもが持っている力を奪ってしまうことになります。

先取りしていろんな習い事や、教材を与えたり、電気仕掛けのおもちゃに

遊ばされるのでもない、子どもたち自身が色々イメージしながら遊ぶ中で

育つ力がたくさんあります。

年長児が生活発表会で披露した早口ことば、あやとり、手合わせなどは遊びの中で

形を変え生み出していける遊びです。

以前からあるものにオリジナルを付け加え自分たちのものとして遊ぶことが

楽しめるようになります。またそのことを保護者の方々に披露することで

「大きくなった」「面白かった」「よく考えたね」と褒めてもらうと子ども自身が

大きくなったことを確信できるようになります。

子どもの成長には、子ども自身が「大きくなった(力をつけた)」ことを

実感できることが次への成長につながります。

生活発表会当日にお話しをしましたが、「あそこがまだ成長できていない」と

子どもの課題にばかり目が向くと子どもは立ち止まってしまします。

課題はあるけれど成長したところを認められるとそこから前へ進んでいこうとします。

成長したところを伸ばしながら、ちょっとだけ課題を頑張れるようアプローチ

していくと子どもは受け入れていこうとします。

お正月には親族の方々に会い、きっと「大きくなったね」と子どもたちの成長を

喜んでもらえるでしょう。その時には思いっきり親ばかになって子どもたちの成長を

自慢してください。

子ども達はそれを聞いて嬉しく、こんなにも愛されていると実感するはずです。

2019年がいい年でありますように。

幼児教育無償化・給食食材費の実費徴収について

2018/12/05

先日、「幼児教育無償化・給食食材費の実費徴収について」のチラシを配布しました。

幼児教育無償化を検討という報道があり、全ての子ども達が就学前教育を受けられる

ようになると喜ぶ反面、その財源はどこからくるのかということも思っていました。

幼児教育無償化の内容が見えてくる中で全面無償化ではないことが分かってきました。

保育園の給食食材費は「幼児教育・保育の無償化」の対象から外し、保護者から

実費徴収することを決定しました。

これまで給食費(食材料費)は、3歳以上児の主食代を除いて保育費用としてきました。

それは、「保育所保育指針」でも保育における食育の重要性が強調されていることからも

わかります。また保育園でも給食は保育の一環として、保育カリキュラムにも組み込んで

います。これまで給食食材費は保育費用としており、保護者から徴収する保育料の一部

として保護者が負担をしていました。現在、福岡市が徴収している保育料は、保護者の

所得に応じて金額が決められています。

その金額は15区分あり、A・B階層の方(国基準はA階層のみ)については保育料が

かからないようになっています。しかし、給食食材費の実費徴収化になれば保育料が

かかっていなかった世帯にも3,000円の主食費と4,500円副食費の合計7,500円が

徴収されることになります。このことは「すべての子ども達が保育・幼児教育を

受ける機会」を奪うことにもなりかねません。また、延長保育の給食食材費についても

徴収するとなると現在の延長保育料よりも高く金額を設定することになるのか。

保育園で徴収する金額が高額になっていくことへの懸念もあります。

給食食材費の滞納が続けば、滞納児への給食提供も難しくなるかもしれません。

「幼児教育・保育の無償化」を進めるのであれば「すべての子ども達が保育・幼児教育を

受ける」ことができるようにすべきです。

今後「幼児教育・保育の無償化」への要望をしていきたいと思っています。

その際には、ご協力をお願いすることもあると思います。宜しくお願い致します。


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