10月の運動会では身体発達を、12月の生活発表会では言語、音楽、認識など内面の
成長と保育士や友達との関係の中で遊ぶ姿を見ていただきました。
小さい子どもたちの遊びは大人から見れば何が楽しいのだろうかと
思うようなものもたくさんあります。
赤ちゃんの時から子どもたちはそんな遊びをする中で指先も頭も使い、
次はこうしてみようと言う見通す力も付けていくのです。
受け身の状態で遊ぶことは子どもが持っている力を奪ってしまうことになります。
先取りしていろんな習い事や、教材を与えたり、電気仕掛けのおもちゃに
遊ばされるのでもない、子どもたち自身が色々イメージしながら遊ぶ中で
育つ力がたくさんあります。
年長児が生活発表会で披露した早口ことば、あやとり、手合わせなどは遊びの中で
形を変え生み出していける遊びです。
以前からあるものにオリジナルを付け加え自分たちのものとして遊ぶことが
楽しめるようになります。またそのことを保護者の方々に披露することで
「大きくなった」「面白かった」「よく考えたね」と褒めてもらうと子ども自身が
大きくなったことを確信できるようになります。
子どもの成長には、子ども自身が「大きくなった(力をつけた)」ことを
実感できることが次への成長につながります。
生活発表会当日にお話しをしましたが、「あそこがまだ成長できていない」と
子どもの課題にばかり目が向くと子どもは立ち止まってしまします。
課題はあるけれど成長したところを認められるとそこから前へ進んでいこうとします。
成長したところを伸ばしながら、ちょっとだけ課題を頑張れるようアプローチ
していくと子どもは受け入れていこうとします。
お正月には親族の方々に会い、きっと「大きくなったね」と子どもたちの成長を
喜んでもらえるでしょう。その時には思いっきり親ばかになって子どもたちの成長を
自慢してください。
子ども達はそれを聞いて嬉しく、こんなにも愛されていると実感するはずです。
2019年がいい年でありますように。