園長ブログ

文集へのおもい

2019/03/24

年末から準備していただいた文集の原稿が、形となりつつあります。

文集には、我が子の成長、子育ての想いそして保育内容が綴られています。

一昨年、保育園に30年振りに遊びにきてくれた青年が当時の文集を読み、親の子育てを知り

「こんなに真剣に向き合ってくれている。今の自分よりもずっと大人。

(文集に)書かれている親の思いを直接、聞いたことはないけれど、両親のすごさを感じる」と

言っていました。

親にとって文集は、子育ての振り返り、どれだけ大切に育ててきたか我が子へのメッセージが綴られ

こどもにとって文集は、どれだけ愛され育てられてきたか、親からのメッセージを受取り

職員にとって文集は、保育の積み重ねを確かなものにし、共育ちを感じるものになっています。

子育て保育のつどい と あの日のオルガン

2019/02/05

先月の餅つき会ではたくさんの方々が参加され、とても楽しい時間となりました。

また、食中毒、感染症予防のため手洗い及び消毒を徹底していただき、感染症等が

拡がることなく終わることができました。ご協力ありがとうございました。

園便り9月号で全国合研大阪集会の白石正久氏の記念講演について少し掲載をしました。

白石先生の講演は子どもの育ちをわかりやすく、そして子育てや保育の楽しさや魅力を

改めて感じる時間となるため、白石先生の講演を聞く機会があれば是非参加して

いただきたいと思っていました。1月に保育センター主催の子育て保育のつどいの講師と

してその機会があり、父母の会の学習委員や職員から案内があり保育園から50名が

参加しました。11月の父母の会主催の学習会講師の熊丸みつこ氏に続いて、

こどもや子育てを色んな角度から考える機会になりましたね。講師の話しを聞いて、

子どもたちの姿が浮かんだり、自分だったらどう関わるか、話しを聞いたからこそ

こうしてみたいなど「保育」っていい仕事だと思いました。

こどもたちをまつぼっくり保育園に入園させていただいた保護者の方々にも感謝します。

 

2月に映画「あの日のオルガン」が公開されます。

この映画は、太平洋戦争末期に親元から遠く離れた荒れ寺で53人の園児たちと

疎開生活をスタートさせた保母たちが、保護者から託された「子どもたちの命」

「子どもたちの笑顔」「文化的な生活」を守りぬこうと奮闘する姿を描いた物語です。

8月の全国合研や9月の九合研でも試写会があり、主人公が「今日聞いたのは、警報では

なく、みっちゃんの弾くオルガンとこどもたちの歌声だけ」というセリフや両親を戦争で

亡くしたこどもにそのことを伝える保母の姿などが印象に残っています。

この映画の上映期間が当面2週間となっています。

都合のつくかたは、是非ご覧になってください。

チラシはホワイトボード近くのボックスにあります。

また、前売り券の購入を希望される方は職員に申し出てください。

2019年が いい年でありますように

2019/01/05

10月の運動会では身体発達を、12月の生活発表会では言語、音楽、認識など内面の

成長と保育士や友達との関係の中で遊ぶ姿を見ていただきました。

小さい子どもたちの遊びは大人から見れば何が楽しいのだろうかと

思うようなものもたくさんあります。

赤ちゃんの時から子どもたちはそんな遊びをする中で指先も頭も使い、

次はこうしてみようと言う見通す力も付けていくのです。

受け身の状態で遊ぶことは子どもが持っている力を奪ってしまうことになります。

先取りしていろんな習い事や、教材を与えたり、電気仕掛けのおもちゃに

遊ばされるのでもない、子どもたち自身が色々イメージしながら遊ぶ中で

育つ力がたくさんあります。

年長児が生活発表会で披露した早口ことば、あやとり、手合わせなどは遊びの中で

形を変え生み出していける遊びです。

以前からあるものにオリジナルを付け加え自分たちのものとして遊ぶことが

楽しめるようになります。またそのことを保護者の方々に披露することで

「大きくなった」「面白かった」「よく考えたね」と褒めてもらうと子ども自身が

大きくなったことを確信できるようになります。

子どもの成長には、子ども自身が「大きくなった(力をつけた)」ことを

実感できることが次への成長につながります。

生活発表会当日にお話しをしましたが、「あそこがまだ成長できていない」と

子どもの課題にばかり目が向くと子どもは立ち止まってしまします。

課題はあるけれど成長したところを認められるとそこから前へ進んでいこうとします。

成長したところを伸ばしながら、ちょっとだけ課題を頑張れるようアプローチ

していくと子どもは受け入れていこうとします。

お正月には親族の方々に会い、きっと「大きくなったね」と子どもたちの成長を

喜んでもらえるでしょう。その時には思いっきり親ばかになって子どもたちの成長を

自慢してください。

子ども達はそれを聞いて嬉しく、こんなにも愛されていると実感するはずです。

2019年がいい年でありますように。


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