雑誌「ちいさいなかま」の2月号の特集が「もうすぐ卒園」です。
「育ちあってきたなかまと いっしょに過ごす日々もあとわずか。新しい生活を前に、
楽しみだけど不安だってある。大切にしたいことを考えます。」とその特集のページの
はじめに書いてあります。卒園を前に思うことを保護者や保育士からコメントが
寄せられています。これらを読むと今年度の卒園式の取組みやこれまでに
送り出した子ども達のことを思い出します。また、卒園していく子ども達の
成長も文集「まつぼっくり」から感じます。
文集「まつぼっくり」は発行当初は卒園文集としてスタートしました。
しかし、まつぼっくり保育園が「共同保育所」として誕生したことから
保護者・職員双方が原稿を作成し、子育てや保育について記録される
0歳児から5歳児までの文集となりました。就職当初は、保護者が原稿の入力作業を
担うことにとても驚きましたが、その後、ワープロ・パソコンの普及に伴い、
原稿入力の保護者への負担はなくなりました。文集は少しずつ形を変えながらも
ずっと続いています。こどもの成長、保育実践,父母の会活動の記録を掲載し,
この一年の保育園生活と併せて子育て,共育ちの記録として文集「まつぼっくり」が
作られていきます。
毎年、保育園には卒園・在籍した子どもたちが遊びにきてくれます。
中には、遠い国から日本に来たからとわざわざ保育園を尋ねてくれる子もいます。
その子が在籍した年度の文集「まつぼっくり」をめくりながら当時の話しを
しています。ずっとずっと前のことですが、すぐに当時のことがよみがえり、
小さい頃はこうだったよ。お母さんとこんな話しをしたねと暖かな時間を過ごします。
大人もこどもも共に育ったことを振り返ることのできる今年度の「文集」が
来月には発行されます。どうぞ大切にしてくださいね。