2017年 9月

不思議あそび

2017/09/08

夏、年長児と「水」をテーマに遊びました。子ども達に保育園にある「沈む」と思うものを

一つずつ持ってきてもらい、水が入ったケースに入れて確かめてみました。

子ども達が持ってきたものは、チェーンリング、ままごとのまな板・お椀・フライパン、

水が入ったペットッボトル、空のペットボトルなどでした。面白かったのは、2種類のペットボトルです。

空のペットボトルは、浮き、次に水が入っているほうを入れる時には「沈むと思う」と

見ている子ども達からも声が上がりました。結果は、中間地点で斜めに漂っている状態で

沈まなかったのです。この結果を見て、お椀を持ってきていた子は、お椀に水を入れて

沈めようとしますが水が入ったまま浮きます。

こうなると子ども達は予測をします。ままごとのまな板は、水が入るところがないので、

沈むだろう、フライパンは、水が入るから浮くかもしれない、でも重たいから沈むなど、

子ども達の期待が高まります。結果は、まな板は浮き、フライパンは沈み、想像していた通りに

なった子は「やっぱりね」と喜んでいました。

次に遊んだのは、重さの違う水です。塩入の色水の上に塩なしの色水をスポイトを使って

入れていくと、塩なしの水が浮き、色が混ざらない色水ができます。初めて使うスポイトに、

わくわくするし、色が混ざらないのも不思議です。すると「塩をいっぱい入れた水にフライパン、

入れたら浮くかもしれん。やってみたい」と意見が出ました。塩水の方が重たいのだとこの遊びで

わかり、試してみたいというのです。

遊びの中で不思議さを感じ、思考をめぐらしていたのでしょう。その意見を聞き、塩水が重たいなら

沈んだものを入れたら浮くのではないかと一人の考えを聞くことで、イメージし、同調します。

一人の考えがみんなに広がった瞬間でした。

一人遊びも様々な発見はあります。クラスの仲間と経験することで物の使い方も他者が

使っているのを見て、知っていくこともあります。また何よりひとりでは思いつかなかったことを、

友達の発言を通じて知ることができます。今回の遊びでも「塩の方が重い」と意見を言った子も友達が

試したことを見ていたからこそイメージし、考えたのでしょう。私自身も子どもとのやりとりに

どんな表情を見られるのか、どんな意見が出るのかワクワクしました。また子ども達とも実験しようねと

話しています。

8・9月のクラス紹介

2017/09/08

0歳児

初めは少し怖がっていた水遊びも、8月の終わりにはバシャバシャと水しぶきを

あげ楽しんでいます。段差の登り降りや斜面を滑り台のように滑ることも出来るように

なってきました。9月は、お絵かきや様々な感触遊び、泥んこ遊びをしたり、

お散歩にもでかけたいな。

1歳児

プールでお風呂ごっこをすると、水が少し苦手な子でも自分から頭や顔に水をかけ、

楽しめる子が増えてきました。プールに入るとワニをしたり、洗濯ごっこで「ジャブジャブ」と

布を洗う真似をして遊んでいました。

9月はリズム運動、巧技台や鉄棒でたくさん体を動かして遊んでいきたいな。

2歳児

お気に入りのおもちゃでも「かして」と友だちに言われると「いいよ」と分けてくれる姿が

たくさん出てきました。9月は、ごっこ遊びや散歩を通して、イメージを共有して遊んでいきたいと

思います。広い場所での追いかけ遊びやリズム、体育遊具にもどんどん挑戦していきたいと思います。

3歳児

8月のプール遊びでは、顔をつけることができるようになりました。ワニの姿勢で水に顔をつけたり、

潜る子どももいました。プール掃除や給食のテーブル出しなどの準備を自分たちでできるように

なったことを喜んでいます。

9月は鬼ごっこやじゃんけん遊びなどルールある遊びも楽しんでいきたいです。

4歳児

大好きなプール遊びでは、滑り台で頭から滑ったり、水に潜って宝探しをしたりと、ダイナミックに

遊べるようになってきました。9月は運動会に向けて、「みんなでここまでできるようになりたい」と

いう目標を決めて、巧技台や鉄棒、マット遊びを楽しんでいきたいと思います。

5歳児

8月のプール遊びでは“バタ足で泳ぐ”という目標に向けてみんなで取り組んできました。

初めは水を怖がる子もいましたが、顔つけ、浮く、バタ足、と一つひとつ全員で見せ合い、

挑戦していきました。子どもたち同士教え合う姿もあり、みんなで成長しましたよ。

9月は、跳び箱や鉄棒に取り組んでいます。運動会に向けてみんなで目標を決め、

仲間と共に達成する喜びを感じていけるといいな。


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