運動会に向けて跳び箱の練習をしている子どもたち。列を作って練習をしていたのですが、
一人抜け二人抜けし、最後に残ったのは二人。ひとりは少し前から跳べるようになり、
跳べることが嬉しくて跳んでいます。もう一人は、跳び箱を跳ぶのが怖くて、
跳び箱に手をつくとブレーキをかけてしまい跳び越えることができません。
二人は順番で跳び箱に向かいますが、このままでは何も変わりません。
跳べる子Aちゃんと跳べない子Bちゃんのままです。Aちゃんに跳び箱の横からBちゃんの姿を
見てもらい、AちゃんとBちゃんの違いを教えてもらいました。
違い①お尻があがっていない 違い②手が伸びていない そのことに気を付けてBちゃんは
跳び箱に挑戦しました。
少しだけお尻が着くけれど跳び箱を超えることはできました。
A「手が伸びてない」と教えます。跳べた感覚があったのかBちゃんもAちゃんのことばに頷いて
再度挑戦します。Bちゃんが跳び箱を跳び越えた時にはBちゃんAちゃん共に喜びA「みんなに教える」と
跳べたBちゃんよりもAちゃんがみんなに「Bちゃん、跳べたよ」と叫んでいました。
運動会の取組みの中でできなかったことができるようになった喜び、その喜びが一人の喜びではなく、
仲間と共に喜び合うことを大切にしたいと思います。