今月、あひる、きりん、ぞう組がプランターに野菜の苗を植えました。
野菜の苗を植える時には、①苗を育て、収穫するよろこびを感じよう②野菜を育てる過程で植物の成長、
育てることの大変さを知ろう③苦手な野菜が食べられるようなろう など子ども達に知らせたい意図を
もって各クラスで取組んでいます。
以前きりん組の担任をしている時に、クラスで何の野菜の苗を植えようかと話し合った時になすびを
植えるか植えないかで意見が分かれたことがありました。担任としては、なすびは子ども達が苦手とする
野菜の一つのため、植えたいと思っていましたが、反対する子ども達がおり、大人の一言で決めるわけには
いかず、クラスで話し合うことにしました。まずは、植えたくないという子どもたちの意見を聞きます。
①味がおいしくない②植えても嬉しくない この意見に対して植える派の子ども達がなぜ植えたいのかを
話し、説得し始めます。①家で育てたことがあり、たくさん収穫できた②あひる組の時には、トマトしか
育てなかったから、違うものも育てたい。③なすと豚肉と味噌で料理したらなすは美味しい 図鑑で
調べたり、家に帰ってお母さんに聞くなどし、なすび反対派の子ども達もおいしい食べ方を聞き、
なすびを植えることに賛成しました。また、この話し合いでどんどん収穫できるのかを調べた時に
活用したのが図鑑でした。図鑑には、野菜の苗の特徴などが書かれてあり、子どもたちとトマトの苗が
発する匂いについて感心したり、用意した苗が何の野菜なのか、見比べたりして図鑑には、自分たちが
知らないことがいっぱい書いてあると子どもたちと図鑑のすごさを話したことを思い出しました。
夏には、野菜の収穫時期を迎えます。苗を大切に育て、お世話が実りにつながり、
どの子も収穫する喜びが味わえるといいですね。